梅安亭日乗

「TOKASUどこか遠い空の下で」を改め「梅安亭日乗」としました。

シェム・リアップの変貌ぶり  

10月20日(月)ルアン・パバン→シェムリ・アップ

6:00 ホテルの近くのいつもの店で「担担麺」。
7:30 空港までツクツクで移動。ホテルの従業員のホーン君の彼氏。 50000k
10:30 定刻通り出発。
12:00 シュム・リアップ到着
   ビザの申請で手間取る。20ドル
13:00 バイクタクシーでホテルまで行く。途中、豪華ホテル群が乱立しているのを見て驚く。20年前はほとんどジャングルだらけだった、この地の変貌ぶりに驚嘆する。
13:30「Chen LA Guest House」1泊15ドル。
シェムリアップの宿

日本人のリタイアーした男性と会う。毎年何度も来ているそうだ。熟年アジア放浪組のほうが若者たちよりディープな旅をしているような気がする。

昼飯に焼きそばと「アンコールビール」の缶を注文。

ホテルの従業員と話していると、16年ほど前に山根さんや末延さんたちと「ニュースステーション」の取材で宿泊したトンレサップ湖の映画館(水上家屋)は今では銀行に代わっているそうだ。是非見てみたいものだ。ほかに「一之瀬泰造」のお墓もあるそうだ。これも必見。


出費
朝食:坦々麺:15000k=150円
空港へ移動ツクツク:50000k=500円
空港で入国ビザ:20ドル=2000円        
バイクタクシー:3ドル=300円
たばこ:1.1ドル=110円
焼きそばとビール:10000r=250円
ホテルボーイチップ:5000r=130円
夕食:とんかつとビール缶2本:5ドル=500円
合計:3,940円
累計:66,201円

category: カンボジア

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アンコールワット  

10月21日(火)快晴 アンコールワットと一之瀬泰造の墓

7:30 2軒隣の「タケオゲストハウス」で朝食。高菜お粥とコーヒー。日本人に人気のあるゲストハウスだけあって、日本食メニューが充実している。中には「晩酌セット」なんてのもあり、お弁当も安くてうまそうだ。宿泊代もエアコン付きで10ドルと今いる所より、5ドルほど安い。

8:45  昨日のバイクタクシーの運転手が迎えに来る。一之瀬泰造の墓にも行きたいというと、倍額を要求してくる。窮状を訴えられて、結局彼の要求をのむ。ひ弱そうな雰囲気の男だが、なかなかしたたかだった。

運転手が一之瀬泰造の墓の正確な場所を知らなかったので、探すのに時間がかかったが、尋ねた村人たちの誰もが「タイゾウ」という名前にすぐに反応したので、ようやく探し当てることができた。はたして村人にとってタイゾウなる人物がいかなる人間だったのかを知っているかどうかは、大いに疑問だった。
その墓は草むらに通じる細い小道の奥にあった
一之瀬泰造の墓

一体、この場所にどうして彼がいたのか、想像することができなかった。当時、このあたりはきっと木々が鬱蒼と覆い繁っていたに違いない。地雷で死んだのか、それとも狙撃されて死んだのかが、わからないので、合点がいかなかったのだ。以前彼の伝記を読んだことがあるような気がするだが、その辺のことについて記憶がない。もしかしたら「ライカを抱いてグッドバイ?」(青木冨美子?)の登場人物と取り違えているのかしも知れない。帰ったら読みなおしてみよう。(追記:澤田教一との混同だった。一之瀬泰造はポルポト派に処刑されていた)
墓の前にある掘立小屋の中に飾られたタイゾウの幼げな写真を見て、衝撃を受けた。なんとも頼りなげな青年が2台のカメラを首からぶら下げているのだ。これが伝説の戦場カメラマンかと、一瞬我が目を疑った。第二次羽田闘争の時怪我をして倒れていた僕を病院まで運んでくれた岡村昭彦さんとか、石川文洋とか、・・・
ごつごつした人物を戦場カメラマンと決めつけていた自分の先入観が見事に打ち砕かれたのだ。
次に僕の脳裏に浮かんだのは、なぜかイラクで処刑された「香田くん」のことだった。同じ年頃のふたり。一方の死は報道の使命に殉じた死であり、片方の死は「命知らずの無駄死に」と世間でみなされているのである。この不合理さに、僕はなんとも言えないやりきれなさを感じた。次にミャンマーで殺された長井さんのことも思い出した。かれらの死は、その殺戮者と戦争の背景にあるものへと怒りの矛先を向けなくてはならないのに、いつの間にか、日本では自己責任論が大手を振ってまかり通っていて、香田君や長井さんの死の評価が不当に低いのが許せないのだ。

バイヨン寺院の彫像はどれも実に素晴らしかった。
バイヨン寺院像


フランシス・コッポラ監督の映画「地獄の黙示録」のセットのイメージのネタ元はきっとこれに違いないと思った。それに比べてアンコールワットのほうは、15、6年ほど前に来た時よりも、きれいに掃除はされていたが、あのときは、そこらじゅうに仏像が転がっていたのに、あの仏像はどこにいってしまったのだろう?がらんとした殺風景な寺院だった。唯一良かったのは、細かな壁面彫刻が見られたことだ。


出費
朝食:お粥とコーヒー:2ドル=200円
アンコールワット入場料:20ドル=2000円
昼食(ドライバーと二人分):8ドル=800円
Tシャツ(アンコールワットの絵入り):6ドル=600円
バイクタクシー:30ドル(払いすぎ):30ドル=3000円
たばこ2箱:2.2ドル=220円
タケオでビール2杯と鶏の唐揚げ:4.5ドル=450円
チャンラゲストハウスで缶ビールとビーフフライ:4ドル=400円
電池単4:1.1ドル=110円
コーラとヨーグルト:1.2ドル=120円
ホテル支払(2日分):30ドル:3000円
ボート代(トンレサップ湖経由プノンペン行き):35ドル=3500円
洗濯代:1ドル=100円

合計:14500円
累計:80,701円
VISAカードで200ドル

category: カンボジア

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失望  

10月22日(水)シェム・リアップ→プノンペン

期待していたトンレサップ湖にはがっくりした。まず僕が乗ったスピードボートというやつが失敗だった。日本の水中翼船などでよく見かける新型の船で、甲板がないのだ。船内からは窓ガラスが色つきなどで写真は撮れない。しばらく走って、船首部分のわずかの空間に移動して、ようやく写真を撮る位置を確保したが、次に問題だったのは、おそらく高速を売り物にしているので、湖を一直線に走るため、僕が一番期待していた水上集落に接近しなかったことだ。それでも何か所で水上集落に出くわしたので、撮影はした。しかし、その大半は杭上高床式の住居で、いわゆるフローティングハウスではなかった。望遠レンズの威力でそれなりには撮影はしたが・・・・トンレサップー2

船で、またもや日本人高齢男性に出会う。人の良さそうな感じだったので話してみたが、いざ話し出すと、自分のことにしか話が及ばないで、会話にならないのだ。僕も気をつけよう!
話の大半はつまらなく、唯一参考になったのは、会社を辞めると退屈でしょうがないという体験談だった。
そのかれもネット予約しているという「キャピトル・ゲストハウス」に、一緒にバイクタクシーで向かう。
シングルは空いてなくやむなくツイン12ドルに決める。部屋は古いが清潔で広々としている。
ホテルの一階のレストランで昼飯をとった後、少し昼寝。
夕方、サンダルを買いにセントラルマーケットまで歩いていく。すごい人波に圧倒させられる。市場は早々としまっていて買えず。(17時半ごろ)
プノンペン中央市場

野菜不足を補うために、みかんを買う。
土曜日のプノンペン→バンコク行きのチケット入手。
夕食はホテルのはじ向かいのゲストハウスの二階にあるレストランで、春巻きと缶ビール2本ですます。
夜中、豪雨と落雷の音で目が覚める。アジアらしいスコールだ。

ユーロがついに127円、ドルが98円台に突入。BBCもそのほかの局もすべて「金融危機」の話題のみ。ただ日本のNHKだけは、その話題からほど遠い、モノばかりを流している。憂うべし日本のマスコミ状況。

反省点とメリット:タバコの量が多い。ビールも一日4缶と飲みすぎ。
一眼レフのデジカメと長だまのレンズ、パソコンを持ってきたこと。ザックでやってきたのも正解だ!あとはカメラが楽に入るデーパックを持ってくるべきだった。パタゴニアのはマチが少なく不便。他に肩から下げるバックはもう少し大きめだとカメラも入り良かった。これも市澤帆布のが小型すぎる。どちらもお気に入りなのが災いしている。(恥ずべきブランド信仰!)

出費
バイクタクシー:1.5ドル=150円
昼食:豚と野菜のうま煮、缶ビール2本:4.5ドル=450円
サングラス:4ドル=400円
たばこマイルドセブン:1ドル=100円
エアーチケット:155ドル=15500円
夕食:4ドル=400円
ホテル支払(1日分)=12ドル=1200円

category: カンボジア

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キリング・フィールド  

10月23日(木)晴  プノンペン

キリング・フィールドとトゥール・スレイン博物館。DSC_1293-1.jpg



どちらも暗鬱な気分にさせられた。キリング・フィールドは映像で知っていたより小規模な記念館で頭骸骨と衣服の切れ端が棚に陳列されていた。骸骨はそういう意味では無機質で、想像力を働かせないと背景が読み取りにくい。それに比べ、トゥール・スレイン博物館のほうは拷問室や写真などが展示されていて、なんとも生生しい限りの印象を受けた。クメール・ルージュとは一体何だったのか?解放思想のほうが抑圧体制よりも過酷な現実をもたらすという逆転。救いようのない破壊と狂気に息が詰まった。

どちらも二人の日本人青年、林君とユカちゃんと一緒に回った。彼らとはキリング・フィールドのツアーで一緒だった関係で知り合った。ふたりとも明るく感じの良い青年で、トゥール・スレイン博物館へは3人で歩いて行った。
林君はトヨタの季節工をして貯めたお金で10ヶ月も放浪していて、現在6ヶ月目とのこと。一方、ユカちゃんは立命館国際大学の学生で一年間休学をして、世界を回っているそうだ。
ホテルへの帰り道見つけた韓国レストランで昼食をとる。のり巻きや鶏と野菜の甘酢あんかけ、キムチ、焼き餃子などを注文。どれもそれなりに美味く、感動。ビールに焼酎3本もたいらげた。
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夜は昨日のテラスがあるレストランで、カレーとビールを食す。僕にとって息子より若い彼らと話ができたのが、うれしかった。昨日あった元大学教授と同じように、一方的に話しまくっていたのではないかと、すこし不安。もう少しひいて話に加わるべきだと思う。

林昌平君のメルアド
Stuc_tront@yahoo.co.jp

ドルはついに97円台。ユーロも125円。

出費
朝飯:隣のブロックのレストランでヌードルスープ:1.3ドル=130円
たばこ:2箱:2ドル=200円
キリング・フィールドの入場券:3ドル=300円
トゥール・スレイン博物館 〃:2ドル=200円
水2本:2000R=50円
草履:1.1ドル=110円
ツアー:3ドル=300円
昼飯:60ドル=6000円
夕食:20ドル=2000円
 
合計:9290円
累計:108.191円

category: カンボジア

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金融危機  

10月24日(金)昼間一時雨。プノンペン

世界経済は「金融危機」というより、「世界恐慌」に突入した感がある。日本では日経平均株価が7000円半ば、アメリカもヨーロッパも軒並み株価が連日下落している。為替では円が急上昇、対ドル90円台前半、対ユーロでも114円台を記録した。おかげで部屋でテレビに釘づけ。
王宮前のストリートチルドレンー2

昼間、王宮まで歩いて行く。写真を撮り、近くのレストランで昼食。妙になれなれしいフィリッピン人の女性に話しかけられる。途中からおばさんというの人も合流。彼らの正体が見抜けぬまま別れる。もしかして疑った僕が悪いのだろうか?それにしても不自然だよね。あの場所は観光客専門のレストラン街だし・・
つうちゃん食堂・プノンペン

つうちゃん食堂

夜は林君と最後の晩餐。
「ツーチャン食堂」(ホテルから歩いて2分の日本食堂)でとんかつ、野菜炒め、マーボー豆腐を食す。カンボジア人がやっているにしては美味なり。

明日はいよいよバンコクに移動。9時30分の飛行機。6時半にはホテルを出よう。

出費 1ドルは95円ほどだが、今まで通り1ドル=100円で記入。
朝食:ワンタン麺:1.5ドル=150円
水:25円
たばこ:2箱:2ドル=200円
昼食:焼き肉:5.5ドル=550円
ホテル支払:2日分:24ドル=2400円

洗濯もの:1.5ドル=150円
バイクタクシー:1.5ドル=150円
夕食:とんかつほか:11ドル=1100円

合計:4.725円
累計:112,916円

category: カンボジア

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フィリピン人親子の怒り  

7月17日(金)

プノンペンの一日ツアー(10ドル)に参加。参加者はフィリッピン人親娘、オーストリア人の年配の女性2人、ガイドはラッキー君。

午前中は、キリングフィールドとトゥールースレイン収容所、ロシアンマーケット
午後は、王宮、猿のいる寺院、国立美術館

さて、このツアーは10ドルと安かったが、各所で入場料を取られるので結果、30ドル近い出費となった。フィリッピンのオヤジは最初はおとなしく入場料を払っていたが、このいわばだまし討ちのような請求の仕方に完全に激怒。最後のサル山の寺院はパスして、公園のベンチにふたりで座ってわれわれを待っていた。この光景がなんとも悲しげで、妙に頭にこびりついた。明日、シェムリアップに行くといっていたが、アンコール寺院の入場料の高さに驚くのではないだろうか?祈るばかりだ。カンボジアはある意味でベトナムより金がかかるし、住民も観光客ずれしているようだ。

category: カンボジア

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シェムリアップへバス移動  

7月18日(土)

10:15(実際は15分ほど遅延)ホテル横のキャピトールツアー事務所から出発。
     途中、トイレ休憩、食事休憩をふくめて6時間ほどでシェムリアップへ。
     道路は2車線だが、舗装されており、バスはクーラーがあり、トイレもついてい
     た。
     この快適さが5ドルとは格安。飛行機だと75ドルもする。
    
 車窓

上の写真はバスの中から撮った田園風景。

16:30 シェムリアップ着。無料にツクツクでホテルまで送迎つきとは感心。ゲストハウスチェンラー(20ドル)は以前も泊まったことのあるホテル。

夕方、隣の日本人が多い「タケオ」の食堂で、食事。とんかつ、川海老、キムチなどを食す。

category: カンボジア

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アンコール寺院群  

7月19日(月)

早朝 5時半ホテル発。アンコールワットの朝景を見に行くが、たくさんの人出に驚く。この日はあいにくの曇り空で、ご来光は拝めず。

アンコールワット

7:30 ドライバーのローン君と合流。彼のおじさんの店(アンコールトムの敷地の中で一番端の店で朝食。

アンコール・トム・・・勝利の門、象のテラスなどは初見だが、ヒンドゥー教の影響が残っており興味深かった。

象のテラス


タ・プローム寺院・・・巨大ガジュマルに蔽い尽くされたなんとも幻想的な寺院。以前バイヨン寺院を見た時「地獄の黙示録」の映画の着想のヒントはここではないかと書いたが、全体の雰囲気から言うとタ・プローム寺院の方がより映画の世界に近い。

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タ・ケオ寺院・・・ここの急階段には驚かされた。最初連れて行かれたところは、文字通り絶壁。裏に回って比較的なだらかな階段をよじ登ったのだが・・・

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category: カンボジア

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トンレサップ湖  

7月20日(月) トンレサップ湖周辺の村めぐり

9:00 ホテル発  30分ほどで湖畔の船着場へ。トンレサップ湖への注ぐ水路を小型船で移動。
フローティングハウスを撮影。ベトナム人の学校や雑貨やなどを間近で見ることができた。前回は、高速水中翼船だったので、あまり村に近づくことができなかった。
水上家屋
地雷で手をなくした子供
ここの住民の大半はベトナム人で、かつてポルポトがベトナムの漁師に変装してベトナム兵が侵入していると非難された人々だ。彼らはメコンデルタ地帯からトンレサップ川を遡り、ここに流れ着いた漂海民たちだ。今から20年ほど前にこのあたりに来たことを思い出す。あの頃はポルポトがジャングルから夜に出てきて、この人々たちを襲っていた。

昼はオールドマーケットの前の地元民の食堂で済ます。カレーが3ドルとやや高め。
夜、もう一度オールドマーケットに行く。途中、道を間違えかなり大回りしたが、それが幸いしたのかオールドマーケットから一筋はなれたところにモダンな「裏原宿」を発見。こちらのレストランは安く、サービスもすばらしかった。

category: カンボジア

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