2012/06/25

散骨

6月19日(火)~6月20日(水)ポルトガル・ロカ岬

昨年、他界した母親の遺言に「骨をポルトガルのロカ岬からまいてほしい」というくだりがあり、今回、姉夫婦と一緒にポルトガルのロカ岬(ユーラシア大陸最西端)まで行くことになった。

6月の16日からグラナダに滞在していた姉夫婦と6月19日の朝、グラナダ駅で落合い、8時15分の列車でセビージャへ向かった。11時半に現地着。
そこでバスに乗り換えてポルトガルのファロまで行くのだが、バスの出発までは時間があるので、とりあえずセビージャは初めてという姉夫婦のために、カテドラルに行きヒラルダの塔に上る。

セビージャのカテドラル
セビージャのカテドラル

16時15分、セビージャ発のバスでファロ到着は18時20分。
この日はファロで1泊。ホテルはバス駅の上にある「エバ・ホテル」。海が見える部屋ということで期待して予約した姉夫婦は、ごちゃごちゃした船の係留場がその海と知ってがっかりしていた。

エバホテル・室内からの景色
エバホテルからの景色

翌朝、7時発の列車でリスボンまで移動。リスボンには10時20分に到着。

ファロ〜リスボン。快適な列車の旅だった。
ファロからリスボンへ

リスボンのサンタ・アポローニャ駅からタクシーでホテルに行きチェックイン。
荷物を置くとすぐに、メトロに乗ってロシオ広場まで行き、そこから郊外電車で、ロカ岬の起点になる町、シントラまで40分かけて移動。
シントラに着いたのが12時だったので、駅前の中華レストランで食事をする。
食後、駅前でタクシーを掴まえロカ岬まで行く。

ロカ岬遠景
ロカ岬ロング

ロカ岬は強風で、じっと立っておれないほどだった。
岬の先端で、姉が用意してきた骨の入った袋を僕と姉がひとつづつ海に向かって投げる。

散骨用の骨の入った紙袋・・・水に溶けるようになっているそうだ
散骨用の小袋

近くのサンタクルスに住んでいた作家の檀一雄が詠んだ句

「落日を拾ひにゆかむ海の果て」

母も、もしかしたら、そんな気持ちでこの海を見ていたのかもしれない。

我が家の「血と骨」物語。血は果てしないところへの執着、辺境志向、骨は文字通り、そこで骨を埋めるという意味。


ロカ岬海

地図上の目印は、グラナダ、セビージャ、ファロ、ロカ岬

より大きな地図で


2012/06/27

寄り道

リスボン~ポルト~コインブラと寄り道して帰ってきました

6月21日(木)ポルト行き

姉夫婦と別れて、8時にホテル発。
9時30分リスボン・サンタ・アポローニャ発ポルト・カンパーニャ行きの列車に乗る。3時間30分の行程。
13時ポルト着。
駅前のタクシーでホテルへ。タクシーの運転手がいかにもといった風情の運転手で、川の対岸の高速道路なんかを走っていたが、こちらは土地勘がないので、文句を言えなかった。10ユーロほど払わされたが、帰りの時は6ユーロほどだったので、やはりぼられたわけだ。そういえば、リスボンの地下鉄のコンコースで女の二人づれにバックのチャックを開けられた。この時は、すぐに気付いて何も取られなかったが、姉が後でガイドブックに女の2,3人連れのスリの話が出ていたとおしえてくれた。ポルトガルは、のんびりしているようだが、かつてのスペインと同じで、軽犯罪に気を付けないと・・

ネットで予約してあったVice-Reyホテルは4つ星だが、どうして4つ星だかわからないほど、ちっぽけなホテルだ。32ユーロと値段はまあまあだ。

昼食に近くのレストランに行く。
トマト味のリゾットと鱈のすり身の揚げものを注文する。
鱈のすり身の揚げ物は、さつま揚げにそっくりだった。さつま揚げは沖縄から伝来したと言う定説があるが、僕はあえて鉄砲伝来と一緒にポルトガルから鹿児島に伝わった料理ではないか、と言ってみたくなった。コーヒーとビールもいれて7.5ユーロなり。

鱈のすり身はスペインでも売っているが、さつま揚げに比べるとぱさぱさしている
さつま揚げ



夕食はサッカー観戦(地元ポルトガルとチェコの試合)があるので、ホテル隣のデリカテッセンでサンドイッチとコーラを買ってくる。
試合のほうはポルトガルがロナルドのゴールで1:0で勝つ。実際はもっと点差が開いてもいいぐらいのポルトガルの一方的な試合だった。苦戦した理由はロナルドのシュートが3本もゴールポストに当たったりして、なかなか決まらなかったことだ。ポルトガルは、やはりロナルドの出来如何にかかっているチームだ。そういう意味では、強いが、弱点もある。相手にとっては、当然のことながらロナルド封じがどれくらいできるかである。


6月22日(金)ポルト観光

9時半:乗り降り自由のイエローバスで観光。最初は歴史地区を回るコース。

ポルトで一番見たかったのはこのドン・ルイス1世橋
ドン・ルイス1世橋


グレゴリア教会
グレゴリア教会



11時に1番のバス停で下車。近辺を散策後、カフェで休憩。
12時過ぎに、今度は郊外のコースに挑戦。

13時過ぎに、中央市場の前で下車。
路地をうろついていたら通りで魚を焼いていた。イワシや鮭、イカなどが炭火で焼かれていた。

路地で魚を焼いていた
魚の煙が充満していた



入り口は別の通りにあるようなので、回ってみると、チャベスと書かれた店があった。中を覗くと観光客はいない。それでも、店は繁盛していて、空いている席はほとんどなかったが、テーブルが片付くのを待ってから、やっと席についた。
お目当てはイワシの炭火焼きだ。それとサラダ、飲み物は赤ワインをデカンタで頼んだ。イワシは期待通りのうまさだった。デカンタの赤ワインは、お腹がいっぱいで半分も飲みきれなかった。サラダがおいしかったのとパンと一緒に出てきたイモとピーマンの盛り合わせた皿が良かった。コーヒーも入れて全部で、11€なり。

おなじみの鰯の炭火焼き
鰯の炭火焼き


15時のバスでホテルに戻る。
この乗り放題の観光バスは13€だったが、それなりの値打ちはあった。ポルトの町の概要がつかめた。正解。
夕方、シエスタ。

夜は、またもやサッカー観戦。今日はドイツとギリシャの試合である。僕はギリシャを応援しているので、頑張ってほしい。ドイツに痛めつけられているギリシャ国民の溜飲を下げてほしいものだ。頑張れ!ギリシャ。
と思って試合を見たが、ドイツの圧勝だった。4:2。あのメルケルの応援姿がテレビに映し出されていて、ドイツが得点するたびに立ち上がって喜んでいたのが癇に障った。彼女はかなりのサッカーファンで、前回も南アにまで飛んで行っているくらいだから、ポーランドとかウクライナなんて目と鼻の先だし、足繁く通える訳だ。

日本では消費税の増税が話題になっているが、小沢一郎が党を割ってでも反対だと主張している。新党の賛同者は54人が分岐点だそうだ。とにもかくにも、小沢が真正民主党で、野田、前原、仙石、岡田などは似非民主党だという「日刊現代」の主張に思わずうなずく。「噂の真相」の元編集長のブログを読んでも、野田変節政権を痛烈に批判しているので、なるほどと得心した。マスコミが小沢たたき、民主党を変節させる舵取りを主導しているようだ。原発再稼働、消費税増税などは、マスコミと官僚と財界が一体になってやっていることだと言うことが、ますますはっきりしてきた。大体、4年間は増税しないと言ったのはどこの党だ。マニフェストなんてかっこいい流行語を流行らせておいて、それを簡単に踏みにじって恥ずかしくないのか。アメリカのワシントン・ポスト紙は、野田のことを近来で最高の政治指導者だと褒めちぎっているそうだ。そりゃそうだろう、アメリカにとってコンビニエンスな政治家という訳だ。


6月23日(土)ポルト~コインブラ

朝、頭のてっぺん近くがずきずきと痛んだ。理由がわからなかったが、しばらくするとどうやら首筋のコリから来ているようだとわかった。自分で首をマッサージ。すると、少しは痛みが取れたが、今度は首が揉みかえしで痛くなった。アリナミンを飲み、やさしく何度もマッサージ。ちょっとはましになった。この間、肩から重い鞄をかけていたのが、悪かったようだ。

10:52分の列車でコインブラへ。ここで、問題が発生。コインブラ駅だと思っていたのだが、正式にはコインブラB駅で、予約したホテルはコインブラ駅の横にある。つまり、ポルトからコインブラへはコインブラB駅しか通過しないのである。なんだか変な話だ。仕方なくコインブラB駅からタクシーで移動して、ブラガンサホテルにチェックイン。

荷物を置くとすぐにホテルを出て、コインブラ大学を目指す。坂道を登って大学に到着。雰囲気は、一昔前のグラナダのアルバイシン地区を彷彿とさせる。帰途は市場と修道院、市役所を回って帰る。ホテルのすぐ近くの食堂(ここも観光客は居なくて、地元の人たちばかり)で焼肉とサラダとパンを食す。肉はアボドに付け込んだようで、美味だった。

コインブラ大学
コインブラ大学


市場
コインブラ市場

明日の移動のためのチケットを入手。コインブラ~ファーロ、セビージャ~グラナダへと一気に帰るつもりだ。コインブラ駅からは早朝、6時33分発でB駅へ。B駅を6時47分に出て、ファロには11時台に到着。13時台のバスでセビージャへ。その後、17時台のバスでグラナダへ23時ごろに着く予定だ。かなりの強行軍だが、列車は1等にしたし、おそらく大丈夫だろう。

夜は、スペイン対フランスの試合をホテルの一階の広間の大型テレビで観戦。スペインが2:0で勝ったが、相変わらず、どきどきものの勝利だった。これではドイツかポルトガルに負けるような気がする。スピードに乗った攻撃は一度だけあった。それが、チャビ・アロンソのヘディングシュートにつながった。どうしてああいう攻撃をもっとしないのかと、観ていて歯がゆい。こんな素人意見を書くと、サッカーをよく知っている人からおこられそうだ。シルバの評価だって、僕は低いが、通は高い。トーレスも期待をすると結果がでない。いろいろ、複雑だ。
17日の試合は、どうなるんだろうね、ロナルドを封じ込めれるかどうかにかかっているのは当たり前だが、だれがやるかだ。僕としては、ロナルドの同僚のセルジオ・ラモスに期待している。髪も刈って、髭ものばしたワイルドなオヤジになったのだから、やってくれるだろう。(笑い)キャプテンのカシージャは、ピケが止めてくれるだろうと言っている。そうだよな、グアルディオラ監督に後半外されていたピケの汚名挽回のチャンスだけど・・・こやつ、南米の女性シンガーといちゃついている映像をみたけど、大丈夫かな。まあ、以前もピケのことは書いたけど、本当は彼が一番の適役かもしれない。ロナルドとは同僚でもないし、思い切りいけるかもね。


試合の後、バルガンサ・ホテルのすぐ近くの中華レストラン「豪華飯店」に行く。ホット・アンド・サワーとチャーハンを食する。

6月24日(日) コインブラ~ファロ~セビージャ~グラナダ

早朝、6:33の列車でコインブラB駅へ。4分ほど乗っているだけだが、どうして、B駅をつくったのか、不可解だ。ネットで見ると、B駅との接続の本数は多くないとのことだから、なおさら問題だ。
6:47分発のファロ行きに乗る。今回は奮発して1等にした。(1等は60ユーロ。ちなみに2等は44ユーロだった)おかげで車内は空いていて、気持ちが良かった。
朝食は車内販売の弁当で済ませる。

11:24分ファロ着。
さて、事前に調べておいたバスの時刻表だと、13:55分発のセビージャ行きがあるはずだったのだが、15:35発の便しかないとのこと。仕方なく、4時間も待つ羽目になる。

昼食は、リスボンへ向かうときに見ていた駅前にある「大阪」という中国人経営の日本・中国料理店に行く。鉄火巻きときゅうり巻き、餃子とビールを注文。味は可もなく不可もなしといったところか。デザートにライチを注文したが、缶詰のものが出てきた。

レストラン大阪の鉄火巻きときゅうり巻き
ファロのレストラン大阪の細巻き鮨


その後が、長い待ち時間だった。
そして、やっと15:35分のバスに乗る。セビージャに着いたのが、20時半ごろだった。(ポルトガルとスペインでは時差が1時間ある)
グラナダ行きのバスは23:00発のしかなかった。ここでも待ち時間が2時間半ほどあった。
夕食は、バス駅のカフェで済ます。

ちょうど、UEFA EURO 2012の準々決勝、イタリア対イギリスの試合をやっていたので、時間つぶしには良かったが、後半の半ば過ぎで店を閉めるといって、テレビを観ていた僕たち客は追い出された。試合結果はわからずじまい。(家に着いてからイタリアがPK戦で勝ったのを知った)

さて、23時発のバスはカルタヘーナ行きで、グラナダまでも途中で何度も停まったりして、着いたのは午前2時半。タクシーで家に着いたのが3時ごろだった。ファロから予定していたバスがなかったのが響いて、20時間もの長旅になってしまった。
疲れた。
眠れないのでワインを飲んだら、1本も飲んでしまい、目が覚めたら二日酔いだった。最低!