梅安亭日乗

「TOKASUどこか遠い空の下で」を改め「梅安亭日乗」としました。

寒さがぶり返して  

3月4日(木)
おとついは出向している会社の同僚と久しぶりに会ったので「弥市」で痛飲。しかし飲みすぎで翌日強烈な二日酔いというテイタラク。
「宮崎謟天」の「三十三年の夢」を読んでいる。これはアジア主義者だった宮崎の青春日記のようなものだ。
滔天のアナーキーなセリフ「余は大将豪傑の何者たるかを知らずして大将豪傑たらんことを望み、自由民権のなにものなるかを知らずして自由民権を善きことと思い、また官軍や官員やすべて官とつく人間は泥棒悪人の類にして、賊軍とか謀反とかいうことは大将豪傑のなすべきことと心得たり」
これぞまさしくアプリオリな革命家の信条なのだ。すごい。かつて「わからないとき(社会状況が見えなくなった時)は教条主義に従え」と説いたブランキストがいたが、それに匹敵する心構えだ。滔天の純情の原点だ。

category: 日本

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上海行き  

3月21日(日)上海行き。
「孫文を影で支えた男~梅屋庄吉」の中国ロケに同行。

朝方猛烈な風(春一番)で欠航も覚悟したが、定刻より少し遅れただけで無事出発。JAL8877便で午後13時頃に上海虹橋国際空港(ホンキャオ)に着いた。コーディネーターの小林さんの出迎えを受けて、ホテル「上海利嘉賓館」(上海古北路628号)に投宿。30分だけ休憩後、租界の面影を残すバンド地区(浦西の外灘地区)の撮影。黄浦江の対岸の浦東地区は「上海環球金融中心」(492m、森ビル)や「東方明珠塔」(468mのテレビ塔)など超近代建築群が並ぶ新開発地区だ。夕方には遊覧船からの撮影も行う。
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夜間、ライトアップされた建物群も撮影。
夕食は9時過ぎ「延安飯店」横のレストランで「上海料理」これが美味なり。

category: 中国

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孫文故居記念館  

2010/3/22(月)曇り
朝は風があり寒かった。しかも空はどんよりとしていた。事情通に言わせるとこれが上海の普通の天気で昨日のような抜けた空は珍しいとのこと。
午前中は「孫文故居博物館」に行く。ここで秘蔵の写真「梅屋が孫文に送った写真」を見せてもらう。ほかに東京に亡命時代に使った食器2点も。その後故居前の庭で館長のインタビュー。
孫文故居博物館

梅屋夫妻の写真

昼食は点心の店で済ます。
午後、虹口地区の「横浜橋」近辺の旧日本人住宅の撮影。

虹口・横浜橋

category: 中国

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南京へ  

2010/3/23(火)
朝9時出発。南京に向かう。南京近郊の「日中友好1000本桜を植える会」の取材。
天生橋


南京市内混雑のためホテルに着いたのは午後6時過ぎ。ホテルは5つ星だが、漢さんのコーディネートでディスカウントの500元。5つ星とはいえホテル自身はかなり老朽化している。
状元楼酒店

category: 中国

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南京中山陵  

2010/3/24(木)
あいにくの雨。しかもかなり寒い。今日は中山陵と総督府を取材
中山陵正面

孫文の遺体
孫文遺体



梅屋が送った孫文像
梅屋の送った像

総督府
総統執務室

category: 中国

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南京・梅屋の孫文像  

2010/3/25(木)待望の晴れ

梅屋が贈った孫文像の撮影。クレーンは南京テレビのもの。南京テレビから借りたもので、えらく立派だった。中国のスタッフは仕事熱心でこちらの無理な注文にも快く応じてくれていた。別れ際のカメラマンの笑顔に感銘。

南京の孫文像

南京の城壁。南京虐殺のアーカイブではこの城壁の上を日本軍が軍旗や刀を振りかざしながら万歳をする映像がよく知られている。暗い気分にさせられた。

南京の城壁

その後、広州に飛行機で向かうスタッフと別れ、僕はドライバーの武幸福さんと上海に戻る。途中、昼食抜きだったので、ドライブインで粽を立ち食い。
上海市内は大渋滞。ホテルに着いたら6時近くになっていた。

坦々麺
チェックインの後、風邪気味だったので近くの中国式セルフサービスの店で坦々麺を食す。8元=120円ほど。ロケ中はいつも正式なレストランで食事をとっていたが、僕の好みとしてはこうした庶民の食事スタイルが好きだ。写真がピンボケなのが残念。明日、再度アタックするぞ。店の外観も撮り忘れている。ほんと疲れていた。
夜は爆睡。歳だな!

category: 中国

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上海予備日  

3月26日(金)
体調がいまいちなのでホテルで過ごす。
昼飯に近くのファーストフードの店に行き、焼きそばを食す。これが太麺のピリ辛ソース味でなかなか美味なり。しかも8元=100円ちょっとと格安。
焼きそば
夕食に永川氏と出かける。彼の行きつけの居酒屋に行く。御世辞にもうまいとはいえない店だった。しかもちょっと飲み食いしただけで5000円ほど。どこの国も日本食屋は高い。

帰りがけに昨晩行った店により弁当を注文。昨夜の店


持ち帰った弁当

この店は普通の人、とくに学生や独身のサラリーマンで混んでいた。日本で言えば「オリジン弁当」のレストラン版のような存在である。
弁当はボリューム、味、値段(12元=168円ほど)とどの点をとっても素晴らしかった。

さて、このブログを読んでいる人は、僕がどうしてこうまで食べ物の値段にこだわっているのかと疑問を持っているのではないかと思うので、理由を述べておきます。まず僕が食い意地が張っていることのが一番の理由ですが、加えて以前、社会学者の鶴見良行さんの「辺境学ノート」を読んだ時、旅先の毎日の食事とその値段が細かく記されていたのが、すごく新鮮かつ参考になりました。ある国や地域を理解するのに衣食住の値段はそれなりに有効な指標で、民度の指標というのは、そこの住民の感情や意識にかなり影響を与えているはずです。というわけで、今後もできる限り食べ物の値段は書いていくつもりです。


category: 中国

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