梅安亭日乗

「TOKASUどこか遠い空の下で」を改め「梅安亭日乗」としました。

大震災で沈黙  

6月7日(火)スペイン・グラナダ
3月にスペインについてからブログを書く気になれなかったのは、大震災のことがあまりにも重くて、ブログどころではないという事情からでした。

3月の終わりに母親が他界しました。93歳のいわば大往生でした。
そのため、僕は京都に帰りましたが、桜は満開なのになぜか暗い街並みに気が重くなり、東京では余震に驚かされました。スペインにもどってからは、毎日、ネットで日本の新聞をチェックしていましたが、どうも僕が期待するような動きは見えませんでした。


そろそろ、3か月ほど過ぎたので、ブログを再開しようと思っています。

福島原発の教訓を踏まえて、ドイツでは2022年までに原発を廃止することを閣議決定しました。この脱原発の動きは、隣国のスイスでも決議され、イタリアでも国民投票が行われ、おそらく原発廃止派が多数を占めそうです。当の日本がいまだ、エネルギー資源がうんぬんとか言って、明確に脱原発へと踏み切れないでいるのを見ていると歯がゆい思いです。

話題を変えると、スペインでは若者の失業率が40パーセント近くにもなり、それに憤った若者たちが、マドリーやバルセロナを中心にスペインの各都市で広場の占拠を続けています。
この若者たちの動きはM-15運動といって、民衆党や社会党といった2大政党にノーを言い続けています。僕から見れば、彼らの運動はスペイン伝統のアナルコサンディカリズム運動やアナーキズム運動の再現を彷彿とさせます。
なにか微かだが、希望が持てる動きです。
グラナダでも市役所前の広場にはテントが張られ、若者だけでなく、年配の人や外国人、ホームレスなどの姿も見られます。僕も買い物帰りにはいつも立ち寄っています。
心配なのは、バルセロナであったように警官による強制排除がいつ実施されるかということです。ニュース映像では警棒を振り回す警官の姿が映り、頭から血を流す占拠者がいました。久しぶりに見たスペインの警官の凶暴な姿にショックを覚えました。

これからぼちぼちブログを書きます。

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M-15運動  

6月14日(火)グラナダ
この間の日曜日にスペインの各都市の広場で占拠を繰り広げていたM-15運動が広場の占拠を解いた。この新しい運動は「怒れる者たち」とも呼ばれ、今までに例を見ない新しい動きだった。あえて言えば、G8のなどのサミットに反対を唱えて結集してくるヨーロッパの若者たちの運動とも連動しているような気がするし、コンピュータのハッカー集団とも関係しているとの噂もあるし、また、中東の民主化の支援も行っている集団ともつながっているようだ。これはもしかしたら、「第5インターナショナル」なのではと夢想してしまう。


先週の木曜日、マドリーに用事があったのでついでにプエルタ・デ・ソルのテント村を見てきた。

掃除をする女性。グラナダでもそうだったが、掃除をはじめ自主管理がすごく徹底していた。
ソル広場のテント

ソル広場のテントー2


グラナダの市役所前のテント群
グラナダの市役所前


イタリアでは「原発についての国民投票」が行われ、投票参加者の90パーセント近くの人々が原発反対の票を投じたそうだ。これでベルルスコーニ(ヒヒおやじ)が画策していた、イタリアでの原発設置の夢はついえた。そして原発大国フランスでも反原発の動きが出つつある。ヨーロッパは総じて反原発に向かうのではとの予感を感じさせる動きだ。


グラナダもそろそろ夏。日中は30度を越している。プラサ・ヌエバの噴水で水浴びをする犬を見つけた。この犬は飼い主が水浴びさせているのはなく、自発的にこの場所に飛び込んだのである。周りの目も十分意識したパフォーマンスだったが・・・


水浴び犬

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