梅安亭日乗

「TOKASUどこか遠い空の下で」を改め「梅安亭日乗」としました。

大文字何処にかあるらん!  

5月30日(水)

野暮用で日本に行っていました。
用事を終え、帰国までの期間、鬱状態の僕はあまり他人とも会わず、本を濫読し、空腹になると、ひたすらC級グルメの悪食に沈んでいました。
おかげで体調がすっかり悪くなったような気がします。
少なくとも体重と体脂肪、そして血圧の値は上がりました。

僕が入り浸っていたお店の一覧です。ほかにも名もないC級のお店にも入っていましたが、ここでは省略します。
(近々、写真をアップします)

餃子の王将
つけ麺の大勝軒
こってりラーメンの天下一品
日高屋
そばの家族亭
トンカツの和幸
トンカツのサボテン
回転鮨のたいせい
回転鮨のクラ鮨
カレーのCoCo壱番屋
ドドールでジャーマンドックとコーヒー
西友、ヨーカ堂の海苔弁当
ほかにコンビニの弁当

こうして書き記すと、よくぞ徹底してこれほどの悪食に身をさらしたものだ、と改めて感心しています。
かつては、それなりにグルマンだと自認していたはずの僕ですが、実は何のことはない本来の悪食家の地が出ただけかもしれません。

ところで、こうした外食も結構、値段がします。王将で700円強ほど、大勝軒などで720円、トンカツになると1300円ほど、スーパーの弁当は290円から480円ほどです。

日本がデフレだ、なんとかしなくては、なんて議論を耳にしますが、経済理論に疎い、僕には実感が伴いません。(インフレ目標を2%に設定すると、デフレから脱却できるなんて意見がありますが、今のようにグローバル化した世界経済のもとで果たして、そんなことが恣意的に可能なのか素朴に疑問を持ちます。デフレだと、企業が収益を落とし、従業員の所得も減り、消費が萎縮するから良くない、なんて言われていますが、例えば中国などから安い商品が入ってきている現状では、価格は下方に向かうのは自然なことに見えます。)
交通費は馬鹿高いし、生鮮食料品も高過ぎです。安いのは「100均」で売っているものぐらいです。
格安スーパーの「サンデイ」という全国チェーン店があるのですが、ここは賞味期限切れ直前の商品を陳列したりしていて、ほかのディスカウント店と比べてもかなり安い店です。僕は、ここで人々の買い物スタイルを観察していたのですが、実にささやかな買い物ぶりに正直驚かされました。一度、かごに入れた商品を考え直して、陳列棚に戻したりして、思案の末にやっとわずかな買い物をしている人々の姿をなんども目にしました。もちろん、かごの中はすかすかです。これが今の低所得者層の実態だと思います。

民主党政権が「成長戦略」なんて言っているのを聞いて、心底呆れ返りました。こうした発言が何を根拠になされているのでしょうか。BRICSなどが成長するのはあり得ても、先進資本主義国である日本や欧米にとって、これからは「成長など期待できない」のが常識だと思います。

「生活が一番」なんてスローガンはその辺の処方箋としては、うまく人々の心に響くものでした。これからの時代には社会的公平=富の再分配の公平さが大事で、民主党のそのスローガンを耳にした国民は、年金改革や不安なき老後について多くを期待したのだと思います。
ところが、現状は年金改革は棚上げして消費税引き上げだけ先走りし、国民の多くが反対する原発を成長戦略=経済発展に必要なエネルギー源を確保するために必要だと称して再稼働させるなど、およそ一般大衆の願いとは違った方向に物事が進んでいます。

まさに「大文字、何処にか在るらん」という憤慨に身を震わせてしまいました。









category: 日本

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