梅安亭日乗

「TOKASUどこか遠い空の下で」を改め「梅安亭日乗」としました。

明けましておめでとうございます  

こういう人、好きだな!・・・・ウルグアイ大統領・ホセ・ムヒカ

アメリカのコロラド州で大麻販売が合法化されたとのニュースが流れたが、南米のウルグアイでも、栽培や購入の合法化が議会で可決され、来年から実施される見通しという。

さて、それはともかくとして、このウルグアイの現職大統領が凄い!
大統領の報酬の90パーセントは寄付して、自分は1万2500ドルほどの収入で生活をしている。
つまり、月に10万円ほどで暮らしているのだ。
しかも大統領官邸には住まずに、モンテビデオの近郊の農園から愛用のフォルクスワーゲンで職場(大統領職務室)に通っているのである。



1935年生まれの彼は貧困家庭に生まれたため、幼少期から家畜の世話や花売りで家計を助けた。ブラジルの前大統領のルーラによく似た境遇だ。
大統領アップ・・・自宅の農園で


住居はモンテビデオ郊外の農園
大統領と農園

78歳の今でも、空いている時間は農作業に従事している


元ゲリラの奥さんと二人暮らし
台所で珈琲を入れるホセ・ムヒカ





農作業中の大統領


出勤風景
出勤風景


この自家用車で出勤・・・これは1987年製のビートル
愛用のビートル


サンダル履きです!
サンダル姿の大統領





ムヒカ大統領のリオ会議(2013年)スピーチ: (打村明さんの記事を転載させてもらっています)

http://youtu.be/ezofj2ydzz4——動画はこちらで見られます。




会場にお越しの政府や代表のみなさま、ありがとうございます。

ここに招待いただいたブラジルとディルマ・ルセフ大統領に感謝いたします。私の前に、ここに立って演説した快きプレゼンテーターのみなさまにも感謝いたします。国を代表する者同士、人類が必要であろう国同士の決議を議決しなければならない素直な志をここで表現しているのだと思います。

しかし、頭の中にある厳しい疑問を声に出させてください。午後からずっと話されていたことは持続可能な発展と世界の貧困をなくすことでした。私たちの本音は何なのでしょうか?現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似することでしょうか?

質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。

息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか。同じ質問を別の言い方ですると、西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億〜80億人の人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?可能ですか?それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?

なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?

マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。マーケット経済がマーケット社会を造り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。

私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいはグローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?

このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で「みんなの世界を良くしていこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?どこまでが仲間でどこからがライバルなのですか?

このようなことを言うのはこのイベントの重要性を批判するためのものではありません。その逆です。我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません、政治的な危機問題なのです。

現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。

ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が社会のモーターの世界では私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。

このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、できるだけ多く売らなければなりません。ということは、10万時間持つ電球を作れるのに、1000時間しか持たない電球しか売ってはいけない社会にいるのです!そんな長く持つ電球はマーケットに良くないので作ってはいけないのです。人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければならないのです。悪循環の中にいるのにお気づきでしょうか。これはまぎれも無く政治問題ですし、この問題を別の解決の道に私たち首脳は世界を導かなければなりません。

石器時代に戻れとは言っていません。マーケットをまたコントロールしなければならないと言っているのです。私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。

昔の賢明な方々、エピクロス、セネカやアイマラ民族までこんなことを言っています

「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。

国の代表者としてリオ会議の決議や会合にそういう気持ちで参加しています。私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、みなさんには水源危機と環境危機が問題源でないことを分かってほしいのです。

根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。

私は環境資源に恵まれている小さな国の代表です。私の国には300万人ほどの国民しかいません。でも、世界でもっとも美味しい1300万頭の牛が私の国にはあります。ヤギも800万から1000万頭ほどいます。私の国は食べ物の輸出国です。こんな小さい国なのに領土の90%が資源豊富なのです。

私の同志である労働者たちは、8時間労働を成立させるために戦いました。そして今では、6時間労働を獲得した人もいます。しかしながら、6時間労働になった人たちは別の仕事もしており、結局は以前よりも長時間働いています。なぜか?バイク、車、などのリポ払いやローンを支払わないといけないのです。毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっているのです。私と同じく、幸福な人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます。

そして自分にこんな質問を投げかけます:これが人類の運命なのか?私の言っていることはとてもシンプルなものですよ:発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。

幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。

ありがとうございました。




初志貫徹!ホセ・ムヒカはかつて本物のゲリラ戦士だった
このムヒカさんは、実は、伝説の都市ゲリラ「トゥパマロス」の幹部だった人物。
トゥパマロスは1960年から70年代にかけて活動したウルグアイの都市ゲリラ組織で、その後、武闘路線を転換して、現在の政権党である「拡大戦線」に合流した。
その武装闘争のなかで、かれは銃弾を6発も受け、4度逮捕された。なんとその間に2度も脱獄している筋金入りである。結局、その後13年間にわたって軍事政権側の人質となっていた。


とらわれの時代


それにしても、ゲリラから「議会主義」へ舵を切っても、抱き続けた「原則=反グローバリズムの思想」を見失わない姿勢には、感服させられる。


南米には、ゲバラをはじめ、カストロ、ベネゼラの故チャベス大統領、ボリビアの先住民出身の大統領エボ・モラレス、メキシコ・チェアパスのマルコス司令官やエクアドルのコレア大統領など多くの傑出した政治指導者が輩出している。
このことはモンロー主義によって「アメリカの裏庭」とされ、アメリカに抑圧され尽くした中南米だからこそ育った人材といえるようだ。








梅安亭・飽食の日々

ホセ・ムヒカ大統領の「森の生活」的暮らしを絶賛した後に、こんな食生活を紹介しているのが、気恥ずかしい!!!
でも、ホセさんも巨漢=大食いのようだから、僕のささやかな「食い意地」くらいは大目に見てもらえるはずだよね。

年越し蕎麦は「にしん蕎麦」・・・冷凍庫に貯えていた京都「松葉」のにしん
年越し蕎麦


お雑煮・・・鶏肉で出汁を取り、大根、人参、シイタケをいれた。
お雑煮


鯵の良いのが手に入ったので刺身(酢締め)・・・実はマグロを買いに行ったのだが、良いのがなかったので、代わりに買ったのだが、なんとこれが大正解!。「関鯵」くらいの値打ちがあった。
鯵の酢締め


鯵の押し寿司
鯵の押し寿司



カジキマグロの照り焼き・・・ブリ好きの僕はこれを重宝している。左後ろはひじきの煮物、右後ろはペロトーンとちりめん山椒の炒め煮。
カジキマグロの照り焼き



鮭のクリーム煮
鮭のクリーム煮



インゲン豆と豚肉のクタクタ煮
インゲン豆と豚肉のクタクタ煮



余ったポトフでカレー・・・大量に作ったポトフに飽きてしまったので、ルーを入れてカレーにチェンジ
ポトフの残りでカレーライス




豚しゃぶ・・・豚が安くておいしい。薄切りの豚肉はないので、ブロックを買ってきて、薄く切る。
豚しゃぶ








繋がりって面白い!

話はささやかなことですが、一年前に街で買った「キノコ」が一体なんなのかを調べてもらったことがあるのですが、その後の話の展開ががありました。

2012年の12月15日のブログで書いたキノコ。
Cardococoについて
CARDOCOCO

この一見シイタケのようなキノコがなんなのかが、わからないので、友人の「まったけ導師」の「吉村さん」に問い合わせたら、かれは友人たちにあたってくれて、これは野生のエリンギだと判明。
そして、今回、この時の写真が使われたパンフレットがメールで送られてきました。
微力ですが、お役に立てて嬉しいです。
先日も中国の新疆・ウルムチの市場で、野生のでかい舞茸のようなキノコを見つけて撮影したのだが、無知な僕には、それが舞茸なのかなんなのかが、さっぱり分からなかった。専門知識のある人はいいな。


そのパンフレット
野生のエリンギを紹介


パンフレットの真ん中の下のほうで、グラナダの八百屋で撮影した、上の写真が使われている。










category: スペイン・グラナダ

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新年会  

グラナダのいつもの友人たちが集まって新年会

最初は、このメニューで乾杯・・・筑前煮、マグロ刺身、イカの緑酢、ひじき、ばら寿司
グラナダの新年会


この後、本番の石狩鍋を出したのですが、酔っぱらってしまって、鍋のアップがありません!(笑い)
石狩鍋

日本からこんなに遠く離れているのに、こうして定期的に集える友人たちがいることは、ほんと幸せです!感謝!感謝!


梅安亭やりくりメニュー


久しぶりの焼き飯
久しぶりの焼き飯


ヒイカのトマトソース・パスタ
ヒイカのパスタ


鮭と白菜のクリームソース・パスタ
鮭と白菜のパスタ


お好み焼き
お好み焼き



今年も食い意地だけは衰えそうもありません!









category: スペイン・グラナダ

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巨悪がやりたい放題の世の中・・・  



東電・ゼネコン・暴力団が社会的弱者を食い物にしている

特別リポート:福島除染に巣喰う「ホームレス取引」と反社勢力
2014年 01月 8日 ロイター記事より

ホームレス


1月8日、福島での除染や復興事業の一部が、作業員不足につけ込んだ不法行為の温床となり、暴力団関係者の資金源にもなっている実態が明らかになった。

[仙台 8日 ロイター] -冬場の最低気温が氷点下にもなる未明の仙台駅。凍てつく寒さをこらえながら、段ボールにしがみつくようにして眠る路上生活者たちを、ほぼ毎日のように訪れていた人物がいる。

元プロレスの興行師だったというこの男性は生活困窮者を支援するケースワーカーではない。放射能汚染が続く福島での除染作業などにホームレスを送り込む手配師のひとりだ。

「俺のような手配師は誰でもここに来て、作業ができそうなやつを探してきたんだ」。

がっしりした肩を揺すり、寝込んでいるホームレスの間を歩きながら、佐々誠治(67)はロイター記者にそう話した。除染やがれき処理などに作業員を送り込む手数料として、佐々が受け取っていた謝礼は作業員1人当たりおよそ1万円。始発電車もまだ動いていない夜明けの仙台駅は、実はそうした「ホームレス調達」の拠点と化していた。

福島地域の放射能汚染によって避難生活を強いられている被災者は14万人にも及ぶ。彼らが帰還するには、徹底した除染や復興推進が絶対条件だ。しかし、ロイターによる政府資料の分析や多数の関係者への取材で明らかになったのは、国から膨大な事業費が流れこむ除染や復興事業の一部が、作業員不足につけ込んだ不法行為の温床となり、暴力団関係者の資金源にもなっている、という実態だった。

<暴力団関係者への依存>

ホームレス作業員の手配師として佐々が関与していた事業は、福島市の道路除染を行うために発注された約1億4000万円の契約の一部だった、と佐々を職業安定法違反容疑で逮捕した捜査当局者は話す。その主契約企業は大手ゼネコンの大林組(1802.T: 株価, ニュース, レポート)。佐々が仙台駅で調達したホームレスたちは大林組の下請けに連なっている業者4社を経由して、福島での除染作業などに投入された。

「自分は人を送ればいいだけ」と、佐々はロイターの取材に語った。「送って、お金と交換すればいい。その奥までは入れない。こっちは関係ないから」。

だが、佐々がうまみを感じた手配師ビジネスが、ホームレスたちに過酷な結末をもたらすことも少なくなかった。佐々に送り込まれた作業員が受け取る賃金は、大林組の下請けが賃金予定額として支払う金額の3分の1程度しかない。

捜査当局などによると、残りの3分の2は仲介する業者の懐に入る。食事と寝泊まりする場所の費用を差し引けば、作業員の手元に残る賃金は時給600円程度。福島県の最低賃金(675円)を下回る額だ。作業員の中には、食費と宿舎費用を差し引かれて持ち金が底をつき、借金する羽目になる例もあるという。

ある時、佐々は仙台駅で路上生活者を物色中、覆面捜査官に写真を撮られ、昨年11月に宮城県警に逮捕されたが、その後、起訴猶予処分となった。彼の背後には暴力団関係者も加わる「ホームレス取引」のネットワークが存在しており、佐々の逮捕に先立つ10月、違法行為に関与した他の業者が労働者派遣法違反容疑などで一斉に検挙されている。

その一人が、稲川会系暴力団元幹部で人材派遣業を営む西村満徳(67)だった。関係者らによると、西村は佐々の顧客で、本格的な除染作業への労働者派遣が禁じられているにも関わらず、ホームレス作業員を仙台市のはずれの宿舎に住まわせて現場に派遣、毎月、彼らの作業の賃金として政府が支払う金額の一部を不当に手に入れていた。西村への直接の取材はできていないが、彼は25万円の罰金処分となった。

西村は地元では顔が広く、仙台市が出資しているホームレス自立支援施設、清流ホームにも出入りしていた。同ホームは2011年の震災のあと、他のホームレス作業員を復興作業に従事させるため、彼に紹介することもあったという。

「彼(西村)はとても良さそうな人にみえた。運が悪かったね。すべての業者についてすべてを調べるのはとてもできないから」と清流ホーム次長、五百澤洋太は西村とのやりとりを振り返る。

西村と同時に、同じ事件に関与したとして、同市にある産廃物処理業者、伸栄クリーン社長、長田俊明(64)と建設会社、フジサイ工建の社員である林文典(54)、元人材派遣業の佐藤拓也(29)も逮捕された。

フジサイの統括課長である佐山健一は、自社の社員が不法な労働者派遣に加担したことについて、「(暴力団が)絡まなければ、人(作業員)は増えない」とロイターに本音を漏らし、「結局、建設業界というのは、90%暴力団ですからね」と付け加えた。

佐山によると、フジサイが労働者派遣で得た金額は1人当たり1000円程度だった。除染下請けの上位にある東京に本社のある建設会社、ライト工業(1926.T: 株価, ニュース, レポート)から作業員確保の依頼を受け、それがうまく進まないとわかった時、フジサイは伸栄クリーンに支援を頼み、西村に発注が行ったという。

ライト工業は大林組の下請け系列のトップにあり、日本国内だけでなく米国にも子会社をもつ大手企業で、福島地域での除染に約300人の労働者を送っている。福島での除染について、同社は現地での事業が深刻な人材不足に直面していると認める一方、取引相手だったフジサイが間接的にせよ暴力団とつながっていたとは知らず、だまされていた、と訴える。「下請け企業をチェックするにしても、彼らが正直でなければ難しい」と同社の広報担当者は話す。

大林組、ライト工業とも同事件において不正はないとされ、処罰も受けてはいない。しかし、大林組の場合、自社が管理する事業に暴力団関係者の関与が表面化したのは、この事件だけではない。

昨年3月、同社が手がけた福島での除染作業をめぐり、住吉会系暴力団元幹部が山形地方裁判所で労働者派遣法違反の罪で執行猶予付き有罪判決を受け、さらに11月には同法違反容疑で山口組系暴力団幹部とその家族らが高知・福島両県警合同捜査本部に逮捕されている。

大林組では、ロイターの取材に対し、「我が社として、こうした事件が立て続けに起きていることを深刻に受け止めている」(市川淳一広報担当)とコメント。下請け業者との契約では暴力団などの排除条項を盛り込む一方、警察との協力も徹底していることなどを強調した。

<弱者へのしわ寄せ>

福島地域での除染作業に膨大な国費が投じられている一方、現場で仕事をするホームレス労働者は、その恩恵が及ぶどころか、逆に借金苦に陥る例もある。「多くのホームレス作業員は宿舎に入るが、そこで宿泊コストや食費が賃金から自動的に差し引かれ、月末には1銭も残らないということになる」とホームレス支援団体「仙台夜まわりグループ」事務局長でバプティスト教会の牧師である青木康弘は言う。

実際の待遇に期待を裏切られ、作業員が賃金未払い請求を起こす例も少なくない。兵庫県姫路市に本社をもつ周東興業もそうしたトラブルを抱えている業者の1つだ。同社は、政府による事業を請け負うため、佐々からホームレス労働者の提供を受けていた。

同社は復興事業の需要をつかもうと6000万円を投資。宮城県登米市にあったドライブインをがれき処理などの復興作業に従事する労働者の宿泊所に衣替えした。そして、最も汚染のひどい地域の除染作業について、環境省から2つの契約も確保した。しかし、同社は現在、雇用していた作業員から少なくとも2件の賃金未払い請求を受けていると、息子とともに同社を経営する金田富士子(70)は話す。

これとは別に、50代のあるホームレス作業員は、周東興業で1カ月働いたのに1000円ほどの支払いしかなかったという。ロイターが入手したこの作業員の給与明細によると、食費、住居、洗濯費用などとして1カ月約15万円が引かれたため、彼には昨年8月末時点での取り分は1000円程度しかなかった。

金田はこの男性が会社で働いていた事は認めつつも、待遇は正当だったと主張する。彼女によれば、周東興業は食費として1日3500円は差し引くものの、少なくとも8000円の日当を払っていたという。金田によれば、ある作業員は福島で仕事を始める前に200万円を前借りし、その負債は減ったものの、昨年末の休暇のため、さらに20万円の借金をしたという。「あの人は借金を返すことはできないでしょう」と彼女は言う。

復興作業の経験者である西山静也(57)は、周東興業で短期間働き、がれき処理の仕事をした事がある。今は仙台駅で段ボール生活をする身の上だ。同社を去ったのは賃金を巡ってもめたからだ、と彼は言う。これまで建設会社と賃金をめぐって対立したことは何度かあり、そのうち2つが除染作業を巡るトラブルだったと話す。

西山が仙台で最初に働いた業者は、がれき処理に日当9000円を支払った。しかし、食費と宿泊費には5000円が必要だった。働けなかった日も、日当がないのに食費や宿泊費は徴収された。結局、増え続く借金に追われるよりも、路上生活の方が暮らしは楽になると思い、西山はホームレスを選んだという。

「手配師にとって、ホームレスは簡単に狙える標的だよ」と西山は言う。「身の回り品をすべて持って、大きな荷物と一緒に動き回っていれば、すぐにホームレスだとわかる。手配師連中は、ホームレスを見つけると、職をさがしているのか、腹は減っていないか、と聞いてくる。もし、腹を空かしているとわかれば、彼らが仕事をくれるんだ」。

<実態不明な除染業者も>

福島の除染作業には今も多額の税金が継続的に投入されている。しかし、それがどう使われているのか、実態は不透明のままだ。大きな理由の1つは、大手企業を頂点にして広がる何層もの下請け構造の存在にある。複雑な請負契約を結びながら、末端の零細業者もふくめて、除染事業には膨大な数の企業が関わっている。

実際に除染事業を手がけている業者数は公表されていない。しかし、ロイターが情報公開法に基づき昨年8月に環境省から入手した資料を調べた結果、もっとも汚染がひどい10市町村とその地域を通る常磐自動車道沿いで、733企業が除染作業にあたっていることがわかった。

公共事業への参加には国土交通省の建設業者審査で承認される必要があるが、それらの地域で除染に関わっている56の下請け業者は、そのリストに名前がないことも明らかになった。

除染や廃棄物処理を推進する法的措置として、2011年8月30日に議員立法による「放射性物質汚染対処特措法」が公布され、12年1月1日から施行されている。しかし、厚生労働省によると、この法律は、除染作業などを行う業者の登録や審査を義務付けておらず、誰でも一夜にして下請け業者になることが可能だ。

さらに、福島県内のもっとも汚染がひどい地域での作業契約は環境省から作業員1人に対し1日1万円の危険手当が支払われるため、不法な派遣ビジネスを誘引しかねない状況にあるとも言える。

ロイターの調査では、環境省が業務を発注している企業のうち、5社については総務省での法人登録が確認できず、公表されている電話番号もウェブサイトもないうえ、所有者を示す基本的な企業情報も見つからなかった。信用情報機関である帝国データバンクにも、これらの企業の実態を示す記録は存在していない。

「一般企業として稼動していたのか、休眠会社なのか。その代表や取締役の経歴にも注目すべきだ」と帝国データバンク東京支社情報部の阿部成伸は企業実態の慎重な調査の必要性を指摘する。

だが、除染作業に関与している無数の中小、零細企業がどのように人材を調達し、業務の安全性や安定性をどう確保しているか、その監視や責任体制が徹底しているとは言いがたいのが現状だ。

主務官庁である環境省は、「労働関係の機関や警察と連絡しながら必要に応じてチェックしているが、元請け業者が除染工事という目的を達成するために、目的に沿った体制を責任をもって完了するというのが基本的な考え方」(水・大気環境局除染チーム、工藤喜史課長補佐)と話す。つまり、現場での作業管理は鹿島(1812.T: 株価, ニュース, レポート)、大成建設(1801.T: 株価, ニュース, レポート)、清水建設(1803.T: 株価, ニュース, レポート)などの元請け企業に任されているわけだ。

そうした大手企業が除染現場などの状況を細かく把握できているかと言えば、現実はそうではない。何層もの下請け契約が介在しているため、末端に行けば行くほど実態は不透明になり、大手建設会社が直接に個々の仕事に関与できる状況になっていないためだ。

公共工事に詳しい法政大学教授で弁護士の五十嵐敬喜は、菅直人政権で内閣官房参与として初期の災害対応に奔走した。その経験をふまえ、除染作業のためにあわてて企業をかき集めた当初の経緯は、事態の緊急性を考えれば理解できる、という。しかし、今の段階では、不正入札など現場における悪質な行為を防ぐために、政府自らが監視を強化する必要があると指摘する。

「公共事業で(法務局)登録していない業者は絶対にだめだ。税金を使っているので、使い道をはっきりするということが必要」と五十嵐は言う。「確かに除染には緊急性がある。しかし、多くの下請けがあって中間搾取されているのは大問題。それはそれで監視すべきだ」。

<先見えない除染事業>

2011年3月の東日本大震災で東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)・福島第1原子力発電所が破壊され、福島を中心に深刻な放射能汚染が発生してから3年近くが過ぎようとしている。「福島再生にすべての責任を負う」と宣言した安倍晋三首相は、復興加速化に向け国費主導の姿勢を鮮明にし、被災者帰還の前提となる除染関連事業には廃棄物の中間貯蔵施設の建設費用を含む4900億円を確保するなど対応を強化する構えだ。

しかし、深刻な労働者不足や不当雇用に苛まれる除染作業が今後も順調に成果をあげるかどうかは未知数だ。環境省は昨年12月26日、もっとも汚染が深刻な地域での除染終了までには、2014年3月を目標にした当初の計画よりも2─3年は長くかかるだろうとの見通しを発表した。これらの地域からの避難生活を余儀なくされている多くの人々にとって、かつての生活を取り戻せる日はまだ近づいてはいない。

(文中、敬称略。年齢は取材当時のまま)


銭ゲバ・東電の厚顔無恥


東電、海外に210億円蓄財 公的支援1兆円 裏で税逃れ(東京新聞2014年1月1日朝刊)

東京電力が海外の発電事業に投資して得た利益を、免税制度のあるオランダに蓄積し、日本で納税していないままとなっていることが本紙の調べでわかった。投資利益の累積は少なくとも二億ドル(約二百十億円)。東電は、福島第一原発の事故後の経営危機で国から一兆円の支援を受け、実質国有化されながら、震災後も事実上の課税回避を続けていたことになる。(桐山純平) 
 東電や有価証券報告書などによると、東電は一九九九年、子会社「トウキョウ・エレクトリック・パワー・カンパニー・インターナショナル(テプコインターナショナル)」をオランダ・アムステルダムに設立。この子会社を通じ、アラブ首長国連邦やオーストラリアなどの発電事業に投資、参画していた。
 子会社は、こうした発電事業の利益を配当として得ていたが、日本には送らず、オランダに蓄積していた。
 オランダの税制について米国議会の報告書は、「タックスヘイブン(租税回避地)の特徴のある国」と指摘。専門家も「多くの企業が租税回避のために利用している」とする。
 東電のケースも、オランダの子会社が得た配当利益は非課税。仮に、東電がオランダから日本に利益を還流させていれば、二〇〇八年度までは約40%、それ以降は5%の課税を受けていたとみられる。
 こうした東電の姿勢について、税制に詳しい名古屋経済大学大学院の本庄資(たすく)教授は「現行税制では合法」としつつ、「公的支援を受ける立場を考えると、企業の社会的責任を問われる問題だ」と指摘。会計検査院は蓄積した利益の有効活用を東電側に要求した。
 東電担当者は「多額の税金が投入されていることは、十分認識している。国民負担最小化をはかる観点から、海外投資子会社の内部留保の有効活用は引き続き検討したい」としている。
 <タックスヘイブン> 法人税や所得税などの税率がゼロか、極めて低い国や地域のこと。税(tax)からの避難先(haven)という意味で、租税回避地と訳される。カリブ海のケイマン諸島などが有名。近年、多国籍企業などがタックスヘイブンに所得を移し、納税額を減らす「課税逃れ」が国際的な問題になっている。

脱税の仕組み











category: スペイン・グラナダ

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本田、長友、香川・・・  

本田がACミランでデビュー!

1月12日の試合の後半にまさかの初出場。彼が出たとたんに試合の展開が変わった。
ゴールポスト直撃のシュートを放つなど上々のお披露目となったのだ。
そして、15日の「コパ・イタリア」で先発出場。後半にゴールを決めた!
初先発、初ゴール!
チームに新しい「波=オンダ」をもたらした。イタリア語でホンダはオンダと発音する。(スペイン語も同じ)

本田先発出場


セードルフ新監督。
この人は,僕がちょうどスペインに移住した時(1996年)のレアル・マドリーのメンバーだった。
当時はレゲエ・ミュージシャンのような髪型(ドレッドロックス)だったのでよく覚えている。
その彼が今度ACミランの監督に就任した。
非常にクレバーなひとだという評価があり、本田にとっては、おそらく良い監督だろう。
セードルフ新監督



本田・観戦メニューは、鰯の蒲焼き、ポテトサラダ、インゲン豆のクタクタ煮、ブロッコリー
観戦メニュー



本田が途中出場でデビューした翌日の13日、この日はインテル・長友の試合があった。対キエーボ戦。
「僕のこと忘れていませんか!」と言わんばかりの大活躍。
先行されていた試合で同点弾を放った。
しかも、その後に決勝弾まで入れたのだが、オフサイド(誤審だとインテルのフアンは怒っていた)の判定で取り消し。

それでも、今期5点目を記録した。このままだと、二桁も夢でない。
南米の選手と見間違えるほど濃い顔になってきた長友。その顔に自信がみなぎっていた。

観戦メニューは鶏の唐揚げ。
負けていられません!長友・同点弾


不調だったこの人も復調してきた。
マンチェスター・ユナイテッドの香川選手
11日のスウォンジー戦で良いところを見せていたので、ほんと嬉しかった。
何しろ呼吸困難で救急車で運ばれた事件やドルトムンドへの放出説など、彼については暗いニュースばかりだった。
僕は香川を使わないモイズ監督への不満を抱き続けていたのだが、試合はしっかり見ていた。どうせ出場はないだろうと、観戦メニューまで用意していなかった。今後はちゃんと用意しなきゃ。


この3人が活躍以外に、なんと我が地元の「グラナダ」がリガで9位に位置する活躍。
こうなると、テレビでサッカー漬けになってしまう。




梅安亭近況

目を見て!この新鮮鰯。刺身と蒲焼きにした。
こんな新鮮な鰯が安く手に入ります。



トロ刺身だった。
鰯の刺身



鯖のきれいなのが売っていたが、少し小振りなので、開いて一夜干しにした。
鯖の一夜干し




鮭の塩焼きとイカと大根の煮物
鮭の塩焼きと大根とイカの煮物




たまに無性に食べたくなる学生時代の好物だった「喫茶店のスパゲッティ=ナポリタン」
学生時代の好物・・・ナポリタン




昼間から一人鍋。豚しゃぶ。独り身の気軽さでよく昼酒をやっています。これが相方がいたら、叱られるだろうね。
昼間から鍋で一杯・・・独り身の気軽さ




新しい店で買ったマグロ。これで15€。2,130円ほど。
以前なら1,425円で買えたのに、円安でえらく高くなった。くそっ!
新しく見つけた店のマグロ



自覚しているのだが、手先が不器用で、魚の捌き方も悪く、握りも不格好。
でも、素材が良いので味は上々。
へたくそな握り




マグロ御膳と洒落込んだ
マグロ御膳



ラーメンが食いたい!
そこで、以前もブログに書いたのだが、パスタを茹でているときに重曹を入れ、カンスイの味のする麺を作った。
汁はウエパー。海外在住の人は是非トライしてください。結構いける。
パスタでラーメン




カジキマグロの照り焼き。アサリのみそ汁。このアサリ、少し大振り「日本アサリ」と表記されていた。
カジキマグロ照り焼き



鮭茶漬け。チリメン山椒で食した。
鮭茶漬け




今日も、この後15時から長友の試合、17時から香川、20時から本田の試合がある!!!





category: スペイン・グラナダ

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アベノミクス終焉への序曲  

「円安・株高」誘導では庶民の暮らしは良くならない!
連日、日本の株は激しく乱高下。
今日は1万5000円を切るところまできている。
円も対ドルで102円にまで急騰。
きっかけはアルゼンチンの通貨危機から始まった。
そして、昨日アメリカのFRBが緩和縮小の継続方針をだしたこともあり、ますます、その流れは加速している。
つい先日も、アメリカのルー財務長官は「意図的な円安操作は容認できない」と発言している。
円安操作に逆風が吹き出したということだろう。

安倍が自慢している日本の株高の動きは意図的な円安を前提に上昇してきたもので、円高に振れれば下落するのは目に見えていた。
この株高の恩恵は一部の富裕層と自動車産業などの一部の輸出企業、大手金融資本だけにもたらされたもので、一般の国民には無縁なのである。
にもかかわらず、街頭インタビューなどで、「株が上がり日本経済は好調だ。安倍さんの経済政策を信頼している」なんてしたり顔で話す人がいるのをみて、いつも呆れている。
「おたく、株でいくら儲けたの?」
そう聞いてみたくなるほど、マスコミが誘導する内容を鵜呑みして発言しているのだ。
実際に世論調査などでは、70パーセント以上の人が経済の好況を実感できないと答えている。
この齟齬は一体なんなんだろう?

しかも、深刻なのは貿易赤字だ。
先日発表された財務省の数字によれば2013年度は「11兆円」もの赤字が出ている!
甘利経済再生担当大臣※やマスコミは、その原因を原発停止のため燃料輸入が増えたのだと説明している。
そして原発再開の根拠づけにしようとしているが、とんでもない嘘である。
輸入数量は微増であるのに、輸入金額が増えたのは、円安操作による「為替差損」である。

※甘利経済再生担当相は電力業界に自ら主催のパーティー券を買ってもらっている。巧みに法の網をくぐっているが、これは明らかに汚職である。

輸入で突出しているのは、電子機器である。
理由はスマートフォンの画面などの生産が海外に移転された結果である。
つまり、国内での製造業が衰退していて、円安などの為替操作では、乗り切れない事態になっているのだ。
円安→貿易黒字なんて安直な図式はとうの昔に通用しなくなっているのである。



巨額貿易赤字が示す経済構造の大変化佐々木融 JPモルガン・チェース銀行 債券為替調査部長(2014年1月30日)

2013年の貿易収支(通関ベース)赤字額は11.5兆円と、前年の6.9兆円から7割近く拡大し、名目国内総生産(GDP)の2.4%にも達した。もちろん、前年に続いて過去最大の赤字額更新である。
日本の貿易収支はここ数年、急速に悪化している。東日本大震災前の10年(6.6兆円の黒字)以降の3年間で実に18.1兆円も悪化した。輸出入の内訳を見ると、過去3年間で年間の輸入金額は60.8兆円から81.3兆円まで20.5兆円(33.7%)も増加した一方、年間の輸出金額は67.4兆円から69.8兆円まで2.4兆円(3.5%)しか増えていない。明らかに輸入金額の急増が、貿易収支の急激な悪化の主因となっている。
こうしたことが話題になる時、しばしば「原発の稼働停止によりエネルギーの輸入が増加して」という枕詞がつくことがある。だが、それは事実と異なる。結論から先に言えば、過去3年間の18.1兆円の貿易収支悪化のうち、約7.5兆円はエネルギー価格の上昇と円安が理由である。この部分はエネルギーの輸入量が増加したことが要因ではなく、価格要因である。
<主因は原発の稼働停止ではない>
詳細を見てみよう。過去3年間の日本の「原油・粗油」の輸入は確かに4.8兆円の増加となっているが、数量を見ると1.4%減少している。原発が止まり、代わりに火力発電が使われる場合、輸入が増えるのは主に天然ガスであると考えられるが、統計上も原油の輸入量増加は認められない。数量が微減しているにもかかわらず、輸入額が増加していることから、「原油・粗油」の輸入増加額は全て原油価格上昇と円安によって引き起こされたことが分かる。
ちなみに、この3年間、原油価格は約4割上昇し、ドル円相場の平均値は約1割上昇した。つまり、4.8兆円の輸入増加のうち、約3.8兆円は原油価格上昇によるもの、残りの約1兆円は円安によるものと考えられる。
次に、「液化天然ガス(LNG)」の輸入を見てみよう。実際、輸入額は3.5兆円から7.1兆円までほぼ倍増(3.6兆円)となった。しかし、過去3年間で数量自体は25%しか増えておらず、結果的に同期間中のLNG輸入増加分のうち、2.7兆円は価格上昇と円安によるもので、輸入量増加による分は0.9兆円ということになる。
要するに、貿易収支悪化の主因を原発の稼働停止に伴うエネルギー輸入の増加に求めるのは正しくない。7.5兆円分について適切な枕詞を考えるならば、「原油価格などのエネルギー価格上昇と円安の相乗効果によって」ということになろう。
<景気回復でアジアから輸入が増える構図>
では、残りの10.6兆円は何で説明できるのか。筆者の試算では、大部分は対アジア貿易収支の悪化で説明可能だ。
対アジアの貿易黒字は10年の10.3兆円から13年の1.9兆円まで実に8.4兆円も減少している。つまり、過去3年間の18.1兆円の貿易収支悪化のうち、8.4兆円は対アジアの貿易収支悪化で説明可能なのである(エネルギー価格上昇と円安効果以上に貿易収支悪化の大きな要因となっている)。ちなみに、このうち対中国の貿易赤字は10年の0.3兆円から13年には5.0兆円へと4.7兆円拡大している。
こうした傾向は、昨年1年間だけで見ても顕著である。13年の貿易赤字は前述の通り前年の6.9兆円から11.5兆円まで増加したが、背景には輸出が9.5%しか増加していない一方で、輸入が15.0%も増加したことがある。そして、輸入の増加15.0%のうち、アジアからの輸入増の寄与度は6.6%ポイントとなっている。言い換えれば、半分近くはアジアからの輸入増が寄与しているということだ。
アジアからの輸入で多いのは、「一般機械」「電気機器」「衣類・同付属品」である。これらの項目はアジアからの輸入額が全体の輸入額の7―9割を占めている。そして昨年、特に増加したのもこれらの輸入品だ。「一般機械」は前年比17.8%、「電気機器」は同23.4%、「衣類・同付属品」は同20.9%の増加となっており、これらだけで昨年のアジアからの輸入額増加の半分以上を説明している。
こうした状況は明らかに、製造業が過去数年間、生産をアジア諸国にシフトしていった結果だろう。日本は景気が良くなって人々がものを多く買い始めると、輸入が大きく増える構造になっていると考えられる。逆に、円安になっても輸出数量が伸びないのも同じ理由によるものだろう。したがって、原油価格が今後下落すれば貿易赤字はそれなりに減少する可能性が高いが、一方でアジアからの輸入増は構造的な変化であるため、簡単には変化しないと思われる。
日本の貿易収支の急速な悪化は、原発の稼動停止が原因なのではなく、経済構造の変化によるものとの認識を持つことが必要だ。






鴨川耕助さんのブログから
アベノミクス理論とは
投稿日: 2014年1月24日
11月に発表された9月中間期決算によると、大手銀行のうちメガバンク3行は増収増益となり、前年同期比で利益が大きく伸びる好決算となった。各社の経営陣は、株高、円安というアベノミクスの成果が有効に機能した、と語ったという。

アベノミクスは基本的に、富裕層や大企業にお金を回せば彼らがお金を使い、結果として日本経済が活性化するという考え方である。これは新自由主義の提唱する、「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が浸透(トリクルダウン)する」というトリクルダウン理論と呼ばれ、これを実行したのがアメリカのレーガン大統領のレーガノミクスであった。

しかし、それで高級ブランド製品やスポーツカーの売れ行きがよくなったとしても、日本経済の大部分を支えているのは一般の勤労者であり、給料は上がらないのにインフレで物価は徐々に上がっている現状においては、幅広い側面からみて経済が回復することはありえない。

銀行だけでなく、輸出企業もアベノミクスの円安のおかげで大幅な利益増となった。トヨタやホンダといった自動車大手もそうだが、しかしそれも日本経済復活にはつながらない。例えばホンダとマツダは工場の新設や拡張を発表したが、それは日本国内ではなく、タイやメキシコで実施される。実際、国内における民間企業による設備投資は少しも増えていないのだ。

国内の製造業投資が縮小し、国内工場を閉鎖して海外生産に移転するということは、国内で雇用が削減し、ますます日本経済が悪化するということである。2011年以降、自動車各社だけでなくパナソニックやシャープなども大幅な雇用削減を行った。つまり大企業は、国内に新たな設備投資をするのではなく、日本に見切りをつけて海外の労賃の安い国へ移っているのだ。

アメリカの経済学者ポール・クルーグマンは、「アベノミクスは目覚ましい結果を出している、世界のモデルになる」とニューヨーク・タイムズのコラムで評価したが、何のモデルになるというのか。雇用を減らし一般国民を貧しくし、一部の人々をさらに富ませて貧富の格差を押し広げることが為政者の役割だとでもいうのだろうか。

今年4月以降、アベノミクスにより日銀は民間銀行から国債を購入し続けている。しかし民間銀行は国債を売って手にしたお金を貸し付ける先がない。銀行からお金を借りて設備投資をして生産を増やす企業はないのである。だから日銀が国債を買っても、お金は市中に出回らずに民間銀行の日銀の口座に入ったままだ。いくら量的緩和政策をとっても実体経済への影響はないのである。

さらに安倍内閣は大企業に大盤振る舞いを続ける。資本金1億円超の大企業を対象に、接待などに使う交際費の一部を経費として認め、非課税とする制度の概要を固めた。消費税増税による景気の落ち込みを防ぐために、企業が交際費を使いやすくするためだという。大企業に限り、交際費を年間1億円使えば、5千万円まで経費と認められるというのだ。まさにトリクルダウン理論なのだろうが、これで貧富の格差が広がることだけはまちがいない。




そのほか、気になった記事は以下のようなもの。

◎NHKの新会長に就任したモミイとかいう男が「慰安婦はどこの国にもあった」と発言。
同じく長谷川とかいうNHKの経営委員が「男女共同参画」に反対の意見を述べている。「女性の一番大切な仕事は子供を生み育てることなのだから、外に出てバリバリ働くよりもそちらを優先しよう・・・」
いずれも安倍のお友達でNHKに送り込まれた人物である。

◎安重根とテロリスト
中国のハルピン駅前に建てられた「安重根」の記念碑に菅官房長官が噛み付いた。伊藤博文を暗殺した安重根はテロリストであり、そんな人間を顕彰するのはテロリスト賛美だ、と批判。時の権力に立ち上がったものはテロリストであるということだそうだ。ならば、日本人が大好きな年末恒例の「赤穂浪士討ち入り」なんてのは大テロ事件になるのだろうね。そうそう、長州藩の吉田松陰もテロリスト。明治政府の元勲なんて、みんなテロリストだ。

僕は、あの赤塚不二夫の漫画に出てきたようなキャラの顔をした官房長官が大嫌いだ。

◎満州国化する日本
「キメラー満州国の肖像」という名著を書いている山室信一という京大の先生がいるが、その人が現在の日本の状況を「満州国化する日本」というコラムにまとめている。僕も、いま、船戸与一の「満州国演義全7巻」を途中まで読んでいるところなのだが、現在の日本の立ち位置があの当時と重なって見えるという観察はまさに正鵠を射ていると思う。奇しくも、安倍の祖父・岸信介は満州国の中心にいた人物である。


◎あのスノーデンにノーベル平和賞を!
楽しくなった記事。ノルウェイの元閣僚が推薦したそうだ。この人は偉い。ほんと彼のおかげで盗聴の実体が暴露され、盗聴反対への動きが出た。自己を犠牲にして世界に盗聴の事実を暴露した彼こそ「ノーベル平和賞にふさわしい」。ピーピング・オバマはスノーデンを犯罪者扱いするな!「あんたこそが犯罪者だぞ」


◎マンチェスター・ユナイテッドに新加入のマタの好きな作家は「ムラカミ・ハルキ」
マンチェスターユナイテッドにチェルシーから大金で移籍してきたマタだが、愛読書は「村上春樹」だそうだ。マタの加入によって、立場がなくなりつつある香川君、あなたも負けずにイギリスの作家の名前でもあげたらどうでしよう。例えば、ジョージ・オーウェルとか。なにしろ「ムラカミ」はジョージ・オーウェルの「1984」をネタ本に「IQ84」を書いているのだから。本家本元の名前を出したら、マタもマイッタ!と言うのじゃないかな。(オヤジギャクですみません)



<梅安亭日乗>

久しぶりに良い天気
晴の天気




そこで「鯖の干しもの」を作ることにした
自家製鯖開き





鯖の開き定食・・・萵苣のお浸し、酢蛸
鯖開き定食





アサリのワイン蒸し
アサリのワイン蒸し






鯵の刺身・・・少し酢で締めた。ほうれん草のお浸し、だし昆布を再利用した実山椒との佃煮
鯵刺身





鯵の握りと刺身・・・さしずめ鯵づくし
鯵握りと刺身・・・鯵御膳





マグロ丼とアサリのみそ汁
マグロ丼とアサリのみそ汁





釜揚げスパゲッティ・・・これ美味しい。
釜揚げスパゲッティ





お隣のSさんも愛飲しているワイン・・・グランレセルバで2005年もの。バルデ・ペーニャのワインでなんと3ユーロ。
パタネグラ・・・3€のグランレセルバ





蛸を買って来て茹でた。滑りを取るのに塩で30分も揉んだ。
30分揉みました。茹で蛸





蛸ぶつ・・・さっそく昼酒となった
蛸ぶつ





茸の卵とじ蕎麦
茸の卵とじ蕎麦





肉豆腐でまたまた昼酒・・・ブロッコリー、京風に言えばお豆さん、酢蛸
肉豆腐と昼酒





ACミラン本田がコーナーキックを蹴った瞬間。これをパッツアーニが決めて勝ち越した。天ざる。
ACミラン本田がコーナーキックを蹴る瞬間!





今度はグラン・カピタンの魚屋で見つけたマグロ。どうしようもなく昼酒
またまた、新しい魚屋で見つけたマグロで昼酒





パスタに重曹を入れて作ったラーメン。大盛りすぎた。
大盛り過ぎラーメン






陳健一さんレシピの麻婆豆腐
麻婆豆腐



















category: スペイン・グラナダ

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