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2018/07/19

ネットがないとよく本が読めた!

ネットというのは、ないと不便だが、あるとこれまた「依存症」になるから、よしわるしだと思った。
ネットが開通してみると、新聞や他人のブログやツイッターなどを読む時間がかなりのものだとわかる。
この間、携帯電話しかなかったので、携帯のあの小文字ではそんなに読まなかった。というより老眼では読めなかった。
結果、やることがないので本を読む時間が、相対的に増えていたのである。


<ネットがなかった間に読んだ本>


★石原吉郎「海と望郷」
★高杉一郎「スターリン体験」
この二冊は、どちらもソ連での収容所抑留体験を記したもの。

このようなおよそ革命の本来あるべき理念とは正反対の残虐な収容所などという制度を作り出したスターリニズム。
「革命の墓掘人」たるスターリンを生み出した土壌とは何か?
それこそ、レーニンから疑え!ではないかと思い、レーニンと並ぶもう一人の革命家・トロツキーを読んでみた。

★トロツキー「レーニン」

この本は前半は面白かったが、後半は、歯の浮いたようなレーニンの賛美になっていた。というのも、この本が書かれた時期には、すでにレーニンの神格化が絶対基準であり、誰がレーニンの正系かということで党内闘争が繰り広げられていたからだと思う。翻訳者の森田成也さんの解説がいい。


★ジョージ・オーウェル「評論集」
この中に「ディケンズ論」があった。
そういえば、オーウェルも「パリ・ロンドン放浪記」という貧困をテーマにした本を表しているのだから、同じく貧困を取り上げているディケンズを評価していたのは当然といえば当然である。
映画は見たことがあるのだが、原作は読んだことがなかった「オリバー・ツイスト」から読んでみた。

★「オリバー・ツイスト」
★「クリスマス・キャロル」
★「二都物語」

1800年中期のイギリスの下層階級の貧困状態を知ることができる本だ。
昔、読んだジャック・ロンドンの「どん底の人々」を思い出した。こちらはディケンズの時代よりややあとになるが、それでも、状況は同じだ。


あとは、寝床で気楽に読める本をと青空文庫のお世話になった。
こちらは再読がほとんど。

★チェーホフ「桜の園・三人姉妹・かもめ・犬を連れた奥さん他」
★太宰治「富嶽百景」
★夏目漱石「我輩は猫である」
★「三四郎」
★「こころ」
★「虞美人草」


この頃は紙の本は字が小さくて読みづらいので、電子書籍のお世話になっているのだが、青空文庫は無料で読めるのが嬉しい。
僕の持っている電子辞書にも400冊ほど収録されている。以前、キューバに行った時に、夜になるとやることがないので、この辞書を開いて、森鴎外や芥川龍之介、泉鏡花、はては尾崎紅葉の「金色夜叉」や鈴木三重吉の「古事記」などを読ませてもらったことがある。
青空文庫はホント素晴らしい!

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